レンタカー事業の利益率と収支|自社の代車なら準備料金0円で計算できる

レンタカー事業の利益率と収支|自社の代車なら準備料金0円で計算できる

レンタカー事業の利益は、「1日の貸出単価×貸出日数」から、車両、保険、税金と車検、備品、人手の費用を引いた残りで決まります。利益率の業界平均を示す公的な統計は確認できなかったので、この記事では自社の数字で収支を出す計算の手順を示します。整備工場や鈑金工場、中古車販売店がすでに持っている代車をわナンバーにする場合、車両の費用はもう払っている分なので、新しく増えるのは主に保険と加盟の費用です。わにゃふるカービジネスの料金表と導入企業の声をもとに、1台と3台の計算例を並べました。

レンタカー事業の利益の計算式

レンタカー事業の月の利益は、売上(1日あたりの貸出単価×その月の貸出日数)から、その月にかかった費用を引いて求めます。費用は大きく5つに分かれます。車両の費用(購入やリースの支払い)、保険料、税金と車検と点検の費用、貸渡証や掲示物などの備品と事務の費用、受付や洗車にかかる人手です。フランチャイズで始める場合は、ここに加盟料金が加わります。わにゃふるカービジネスでは、貸出単価の目安を1日あたり5,000円から20,000円程度と案内しています。利益率は「利益÷売上」で出せますが、貸出日数が月ごとに大きく動く事業なので、1か月だけの数字で判断するとぶれます。少なくとも直近3か月の代車の貸出日数を数え、多い月、少ない月、平均の3通りで計算しておくと、見込みの幅が分かります。費用のうち貸出日数に関係なく出ていくもの(固定費)と、貸した日にだけかかるもの(洗車やガソリンの補充など)を分けておくと、損益分岐の日数が出しやすくなります。

項目中身固定か変動か
売上貸出単価×貸出日数(わにゃふるの目安は1日5,000円〜20,000円程度)変動
車両の費用購入の返済、リース、配備車両の月額固定
保険料レンタカーとして貸す前提の任意保険固定
税金、車検、点検乗用は車検が初回2年・以後1年、定期点検が6か月ごと固定
備品、事務、人手貸渡証、貸渡簿、受付、洗車、ガソリンの補充一部変動
加盟料金(FCの場合)初期費用と月額固定

一般向けのレンタカー屋で費用が重くなる理由

一般の方に貸すレンタカー屋の費用が重くなるのは、貸す車を新たに用意し、借りる人が来る場所と時間に合わせて店と人を置く必要があるからです。保険も軽くはありません。国土交通省の通達は、レンタカーの許可基準として、貸渡自動車が対人1人あたり8,000万円以上、対物1件あたり200万円以上、搭乗者1人あたり500万円以上の自動車保険に入ることを求めています。さらに一般向けでは、行楽期と平日の差が大きく、多い時期に合わせて車をそろえると少ない時期に車が余ります。わにゃふるカービジネスには、個人向けのレンタカーを以前やっていた事業者から、繁盛期に合わせて車両を抱えると閑散期は赤字になっていた、返却を待つために営業時間を越えて数時間待つこともあった、という声が届いています。貸渡簿の記録と2年間の保存、毎年5月31日までの貸渡実績報告書の提出といった事務も、台数と件数が増えるほど人手を取ります。

代車をわナンバーに転用する場合に消える費用と残る費用

いまある代車をわナンバーに転用すると、車両の購入費と店舗の費用はもう払っている分なので、収支の計算からほぼ外せます。わにゃふるカービジネスで自社の車をわナンバーにする場合、わナンバー準備料金は0円です。貸す相手は事故修理や故障修理、車検で入庫した自社のお客様なので、新たに看板や受付の窓口を設ける必要もありません。残る費用は3つあります。1つ目はわナンバー用の任意保険で、自社の車を使う場合は別途加入の費用がかかります。2つ目は車検と点検で、乗用のレンタカーは車検が初回2年、以後1年ごとになり、定期点検は6か月ごとです。京都運輸支局は、自家用の車をレンタカーにすると車検の残り期間が短くなる場合があると案内しています。整備工場なら6か月ごとの点検や車検の整備を自社で行えるので、外に払う費用は抑えられます。3つ目は加盟料金で、キャンペーン価格の月額10,000円(税別、準備車両1〜10台未満)が毎月かかります。

費用一般向けに車を新しく用意自社の代車をわナンバーに転用(わにゃふる)
車両新たに購入またはリース手持ちの車(準備料金0円)
店舗と受付貸す場所と人を用意今の工場の受付で対応
任意保険通達の基準を満たす契約わナンバー用の任意保険に別途加入
車検・点検外注なら費用がかかる点検や整備を自社で行える
加盟料金なし初期100,000円・月額10,000円(キャンペーン価格・税別)

1台・3台のレンタカー収支の計算例

わにゃふるカービジネスの料金で計算すると、自社の車を使う場合、月額10,000円(税別)をまかなうのに必要な貸出は、単価5,000円なら月2日です。ここに保険料が加わるので、実際の分岐点は保険の見積りを入れて出し直します。3台にしても月額は同じ10,000円(準備車両1〜10台未満)で、増えるのは車ごとの保険料です。車を新たに配備する場合は、例としてダイハツ ムーヴが月36,850円(契約期間5年、税金や車検点検整備、任意保険、車両保険、消耗品、修理などを含む)なので、月額と合わせた46,850円をまかなう貸出日数は、単価5,000円なら約9.4日、10,000円なら約4.7日、20,000円なら約2.3日になります。初期費用の加盟料金100,000円を12か月で割ると月あたり約8,333円で、DREAM POWERの利用者はこの初期費用が0円です。表の貸出日数は仮の数字です。自社の記録に置き換えて使ってください。

計算例(税別・仮の日数)月の売上月の固定費(保険料を除く)差し引き(保険料を除く)
自社の車1台、単価5,000円、月10日50,000円月額10,000円40,000円
自社の車3台、単価5,000円、延べ月30日150,000円月額10,000円140,000円
配備車両1台(ムーヴ)、単価10,000円、月10日100,000円36,850円+月額10,000円53,150円

自社の車を使う行は、わナンバー用の任意保険の保険料をまだ引いていません。配備車両の行は月額に任意保険と車両保険が含まれています。ガソリンの補充や洗車など、貸した日にかかる費用も別に見込んでください。

整備工場 月約56万円・中古車販売店 1か月約13万円の事例の読み方

わにゃふるカービジネスが紹介している事例は、代車として使っていた軽自動車3台で運用を始め、レンタカー売上が月約56万円になる月もあった整備工場と、保険修理の代車を有償にして、運用開始1か月で約13万円のレンタカー売上になった中古車販売店の2つです。どちらも「売上」の数字で、保険料や月額を引いた利益ではありません。また整備工場の事例は「なる月もあった」という表現で、毎月の平均ではない点に注意が要ります。自社の見込みに当てはめるときは、事例の数字をそのまま使わず、自社の直近の代車貸出日数と、そのうち保険修理でレンタカー特約が使えた日数から計算し直してください。費用の側の事例もあります。代車をリースしていた頃は車検費用や諸費用、任意保険を含めて月約40,000円かかっていた車が、わナンバー配備に変えて月約36,000円になり、貸出がない月でも代車よりプラスになったという中古車販売店の声です。導入企業の声は活用企業様の声にまとめています。

レンタカー事業で利益が出にくいパターン

レンタカー事業で利益が出にくいのは、貸出日数が少ないのに固定費を先に増やしてしまう場合と、保険会社に請求できる貸出が少ない場合です。代車の貸出が月に数日しかない工場が、最初から何台も配備すると、車両の月額と保険料が売上を上回ります。まずは手持ちの1台から始め、稼働を見て増やす方が安全です。もう一つは、お客様の負担になる貸出ばかりの場合です。保険修理でレンタカー特約を使えるお客様なら費用は保険会社に請求できますが、国土交通省の「車体整備事業者による適切な価格交渉を促進するための指針」は、代車費用(有償での貸与が可能な「わ」「れ」ナンバーに限る)の保険金の支払いは、保険契約の内容や過失割合、保険契約者の意向などを踏まえて判断されるとしています。特約が付いていないお客様や、支払いの対象にならない事故では、料金を誰が持つかを貸出の前に決めておかないと、売上にならないうえにトラブルの種になります。

  • 代車の貸出日数を数えないまま台数を決めた
  • 保険修理の入庫が少なく、特約で請求できる貸出がほとんどない
  • わナンバー用の任意保険を見積もらずに収支を出した
  • 故障修理や車検の代車を、有償にするか無料のままにするか決めていない

貸出日数の数え方はわナンバー導入の準備チェックリストで、工場代車の経費の数え方は姉妹サイトの整備工場の代車管理でも扱っています。

自社の代車の数字で収支を試算してみませんか

直近の代車の貸出日数を手元にそろえて、わにゃふるカービジネスの料金表に当てはめてみてください。資料には料金表と導入の流れをまとめています。お電話(03-5256-7877、平日9:00〜12:00と13:00〜18:00)でもご相談いただけます。

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よくある質問

レンタカー事業の利益率はどれくらいですか?
業界平均の利益率を示す公的な統計は、この記事の調査では確認できませんでした。利益率は貸出日数で大きく変わるため、「貸出単価×貸出日数」の売上から車両、保険、車検と点検、備品、加盟料金を引いて、自社の数字で計算するのが確実です。
レンタカーを開業すると儲かりますか?
貸出日数と固定費の釣り合いで決まります。一般向けは車両と店舗、保険の固定費が重く、繁閑の差で赤字になる月が出やすい形です。すでにある代車をわナンバーにする場合は車両費がかからず、わにゃふるでは月額10,000円(キャンペーン価格・税別)と保険料が主な固定費になります。
収支計画を立てるとき、何から数えればよいですか?
直近3か月の代車の延べ貸出日数と、そのうち保険修理でレンタカー特約が使えた日数から数えます。そこに貸出単価を掛けて売上を出し、保険の見積りと料金表の月額を引けば、月ごとの収支の見込みが出ます。
月約56万円の事例は利益ですか?
レンタカー売上の数字で、利益ではありません。代車として使っていた軽自動車3台で運用を始めた整備工場で、売上が月約56万円になる月もあったという事例です。毎月の平均ではない点にも注意してください。
代車をリースしている場合、わナンバーに変えると費用はどうなりますか?
導入企業の声では、リースで車検費用や諸費用、任意保険を含めて月約40,000円かかっていた車が、わナンバー配備に変えて月約36,000円になったという例があります。配備車両の月額は車種ごとの見積りなので、自社の車種で確かめてください。

参考にした一次情報

わナンバーを自社で始めるなら

わにゃふるカービジネスは、整備工場・鈑金工場・中古車販売店がわナンバー車を配備し、入庫したお客様へ有償で貸し出すためのフランチャイズです。仕組み・費用・加盟条件をまとめた資料をお送りします。

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